- 目次
まずは勉強が苦手な原因を知ることが大事!
勉強が苦手な原因は、「わからない」「楽しくない」ままで、どんどん先に進んでしまっているからです。どの時点で、どの段階でわからなくなったのかを探る必要があります。
逆に言えば、ここまではできる!というラインをお子さまに自覚させ、自信をつけさせることが大切です。本当はできる部分もあるのに、苦手だという気持ちばかりが大きくなって、できることもやりたくなくなっている可能性があります。
また、何のために勉強しているのかわからず、具体的な目標を失っていることもあるでしょう。そもそも本人にやる気がなければ、どんなに勉強方法を工夫したところで学力向上にはつながりません。
ピックアップ記事
原因別、勉強のやる気アップ術
勉強方法を工夫する前にお子さんのやる気をアップさせることに注目してみましょう。まずは原因の一つ目から。
原因1「わからないからやりたくない」
レベルを下げて、お子さまが簡単にわかる問題から始めてみましょう。「こんなの簡単だよ」と思わせるのがポイントです。「こんなこともわからないの」と責めては逆効果です。教育に関心の高い親ほど、なぜわからないのかわからない、と子どもができないときに嘆いてしまいがちです。
そうではなく、一歩下がって、「できるんだね、すごいね」とほめてあげることが大切です。
宿題とは関係のないパズルやなぞなぞを解かせるのも一つの手です。短時間ですらすらできるような易しいものを用意します。計算が好きな子なら簡単な計算問題から、本を読むのが好きな子は音読から、まずは手のつけやすいところから初めて、やる気を引き出しましょう。
「わかった」「できた」という気持ちの達成感を積み重ねていくことが大事です。
原因2「楽しくないからやりたくない」
目の前の勉強と、お子さまの好きなこと、楽しいことを結びつけてみましょう。
おやつが好きな子には、おやつの話題で問題を作ったり、おやつのごほうびを用意するなどの工夫をします。
特定のキャラクターが好きな子には、キャラクターが登場する本などを活用したり、できたところにキャラクターのシールを貼ってあげたり、お気に入りの文房具を揃えたり、お子さまが笑顔になる様子をイメージしましょう。
子どもは、一度楽しいと思ったことには積極的になります。
笑顔で取り組むことができれば、しめたものです。逆に、大人に叱られると、子どもは楽しくありません。親のほうもなるべく叱らずに済むように、目をつぶるところは目をつぶり、任せられるところは任せましょう。
ピックアップ記事
原因3「やらなくてもいいからやりたくない」
例えば宿題は先生との約束ですから、終わらせることが大事です。約束を守ることは、勉強をするしない以前のことで、とても大切なことです。ですが、子どもの心に別にやらなくても大丈夫という気持ちが芽生える時があります。この場合、無理に勉強させることは難しいでしょう。
そのようなときは、好奇心のスイッチが入っていないのです。
子どもは「やらなくてもいい」と思っているのに、親や教師の方で、「やらないとだめ」と押し付けていることがあります。
「やらなくてもいい」と子どもが自分で線をひいてしまうことは勿体無いと大人は思いがちですが、それは本当にお子さんにとって必要なことなのか、一度考えてみましょう。そして、お子さんが自分から「やりたい」と思ったときに、後押しできるようにしましょう。
時には親のほうが、「やらなくてもいい」を受け入れることも大切です。お子さんの自発的な気持ちを引き出すことが学力アップにつながります。
ピックアップ記事
「苦手」なままでは「やる気」は出ません!
勉強に対する苦手意識をなるべく持たせないようにしましょう。
できること、得意なことが増えてくれば、お子さまの勉強に対する気持ちが変わってくるはずです。「苦手」なのに「やらなくてはいけない」のでは、辛いばかりです。
伸びる芽を伸ばすためには、自発的な気持ちを育てることが大切です。苦手を克服したいと本人が思うようになるのは、できる部分の自信をつけさせてからでも遅くありません。
お子さんの力を信じて、苦手分野の克服よりもまず先に、得意な分野を伸ばせるように、親の方も意識を変えていきましょう。
ピックアップ記事
※1.記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。 サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
※2.記事内の製品・サービスは、この記事に訪れた読者の方に最も適切だと判断したものを紹介しております。